The Cheese Bar チーズ・バー
あまりにも数多くのストールが入り組みもはや底知れぬ混沌と化しているカムデン・マーケットはStables Market内に昨年春に登場したクールなチーズ・バー。ちょうどエイミー・ワインハウスの銅像が立っている場所の真向かいです。
注目の理由は上質の英国産チーズだけを使ったメニューに特化しているところ。モルトビー・ストリートで大人気を博したトースティー屋台、Cheese Truckがさらに成長してカムデンにやってきたということらしいです。
店内はまさにお酒を飲ませる「バー」の造りで、カウンターの周り、そして入り口左手にバー・テーブルが設置され、平日の正午過ぎだと言うのに意外に客足もあって人気のほどが伺えます。フォンデュなどチーズをたくさん食べるときは脂肪を中和してくれる白ワインが合うと聞いたことがありますが、この日はビールで。手前のショートグラスに入っている黒い液体は、通常のエールではありません。デーツ(ナツメヤシ)で作ったビールなのです(だったと思う・・・デーツとイチジクだったかしら・・・じつは記憶が定かではない 汗)。不思議な甘さがあり、このコクがチーズとマッチしてなかなか美味しかったです♪
フード・メニューは見事にチーズ料理のみ! スターターにはかろうじて燻製ソーセージのフォンデュというのがあるのですが、その他はチーズがメインのお皿。さっぱりと始めたい方は、ブラータとトマトというメニューがあるので、そちらをどうぞ・・・
私たちがスターター代わりにお願いしたのは英国産ハルーミ、すなわりアングローミ(Angloumi)に、イタリアのチョリソー、ヌジャを詰めたものをグリルした一品。ハルーミ・チーズは焼くと固くなってキュッキュとした歯ごたえがまるで車のチューブを食べているような(食べたことないですが)感覚に陥ってしまうこともしばしばですが、こちらの英国産ハルーミは適度に柔らかくヌジャとの相性も良し。グリルしたレモンのジュースをかけていただくと、さらにお味が引き立ちます。
お目当てのトースティーは、ベーシックなものを♪
上質チェダーとオニオンのクラシックな組み合わせ。外がパリっとしていてチーズもトロリと美味しかったのですが、「スペシャル感」はなかったかな〜。チェダーの塩気を中和するものが必要! ベーシックなものよりも、スティルトンとベーコン+洋梨のチャツネとか、ゴート・チーズ&ハニー+クルミ&ローズマリー・バターとか、そういったものを試してみると、当店の良さがより分かるのかもしれません。
チーズを立て続けに食べて思ったのですが、チーズって、やはり日本人にとっては嗜好品なんだなということ。私は日本人としてはチーズ好きなほうで、胸焼けもせずにいくらでも食べられるクチなのですが(でも、気をつけて一度にたくさん食べたりしないようにしているのですがw)、それでも、チーズは大勢でシェアしながら少しずつ食べるとか、薬味や野菜やフルーツなどと一緒に味を中和しながらいただくほうが、より味が引き立って美味しいなと思った次第。
周囲を見回していると、ソーセージ・フォンデュをスターターに、名物と思われるチージーなチップスを頬張りながらメインとしてラクレットなどをペロリとお腹に入れている西洋人女性2人組などもいて、やはり育ってきた食のバックグラウンドの違いは大きいと思いました。せめてもの気休めにサイド野菜として芽キャベツとサラダを注文しました。芽キャベツは素揚げ?してあるような印象で美味しかったのですがやっぱり油が立ちますな ^^;
選りすぐりの英国産チーズをクールな環境で美味しくいただくのに、とてもいい店。ワイン好き3名以上で訪れ、ちょっとずついろんなチーズをつまむのが正解です ^^
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