もう味気ないなんて言わせない! チャイナタウン側のRupert Streetの変貌ぶりが、最近すごいです。
「おや?」と思っている間もなく、新レストランのオープン・ラッシュ。2015年にエルサレムから The Palomarがやってきて界隈のイメージを塗り替えて以来、周囲の様相も変わってきてはいたのですが、昨年後半になってごく普通のパブだったBlue Postが今をときめくレストラン事業家やシェフたちによって華麗なる変身を遂げているほか、本日ご紹介する台湾バーのXUの登場、そしてモダン・ギリシャ&トルコ料理とカクテルのHovardaのオープンといい、今のロンドンのレストラン・シーンを象徴するような5軒が揃い踏みしています。まずは台湾バーのXUから・・・
色気がある中華レストランというのは私が記憶する限りあまりロンドンにはないのですけど、このXUは1930年代の台北を情緒たっぷりシネマチックに再現しているという内装で、実に納得のアンビエンス。「たっぷり飲ませる」ことを固く決意しているかのような濃厚テイストの料理とあいまって、たしかにドラマの登場人物になったような心もちにさえなるのです。ちょっと年代は違うけど、ウォン・カーワイ監督「花様年華」のレトロ・スタイリッシュな映像世界、といった趣。遊び心さえ感じられるコンセプトですが、当店をオープンしたのはSOHOで今でも行列ができる台湾バーガーの大人気店Baoのチームなんです。なるほど、凝縮フレーバーの意味も繋がってきます・・・。
料理のレベルは高く、美味しいです。ただし、味は濃い。鱈子のホイップが添えられた烏賊トーストは乾杯するときにあるとちょうどいいスナックでおすすめです。下の写真の右下は驚くなかれXU流の麻婆豆腐なのですが、2軒ほど隣のPalomerで “再構築ケバブ” を食べたときと同じような驚きがありました・・・ただし、こちらのほうが味が濃すぎて料理の完成度としてはどうかという疑問も・・・・このお皿を頼むなら、白いご飯は必須です ^^;
時代がかった劇場チラシのようなペラ紙メニューの真ん中に、店のおすすめクラシック料理としてチキンとポークのメニューが一つずつ載っているので、「叉焼猪頸」(チャーシュー・イベリコ豚)のほうを注文。豚のネックをマリネしてチャーシュー状態にしているのですが、カットなしで丸ごと出て来るのが一興。肉も柔らかく、味付けは濃いものの美味しくいただきました。付け合わせの野菜がとても美味しかった。そしていちばんのヒットは竹の皮に包まれたキノコおこわ。こちらはちょうどよい塩加減でもちもちと美味しかったです ^^(真ん中の黄色いのは卵黄と思うでしょう? そうだったと思うんですけど、定かではありません・・・)あ、甘酸っぱいドレッシングのケールのサラダも口直しにとてもよかった。ドレッシングは濃いめですが・・・!
デザートは黒胡麻ソースがかかった杏仁風味のアイスクリーム。さすがに丁寧な仕上がりで濃厚さが上品に際立っていましたよ ^^
私自身、通常はグラス・ワイン1杯で十分のところ、2杯目にいってしまったほどの味の濃さはありますが、旨味は十分に感じられる料理です。他にも興味深い品々があったので、またリピートしてみたいと思います。中国茶にも力を入れているので、ランチでお茶でもいいですね ^^
あぶそる〜とロンドンのレストラン・カフェ・パブ検索機能では、
ジャンル、エリアの両方から検索することができますので、
しっかり活用してくださいね〜!
↓
http://absolute-london.co.uk/fooddrink
2件のコメント
みるきんさん☆コメントありがとうございます! とっても嬉しいです♪
ここ、デートにぴったりです ^^
またこの並びにあるレストランも紹介していくので、
またチェックしてくださいね!
いつも読ませてもらっています。
ここも気になります。
行かなきゃですね!
紹介ありがとうございました。